音楽療法とアバター〔訳注:ヴァーチャル空間で用いられる自分の分身的キャラクター〕:音楽療法学生のためのヴァーチャル学習環境に関する一考
DOI:
https://doi.org/10.15845/voices.v14i1.722キーワード:
Music Therapy Education, technology, Online education, Second Life要旨
音楽療法の学生は、実習や、新しい対象者領域とのしごとをする際、自分の全般的な準備ができているかどうかについて不安を表明してきた。実体験のように感じるヴァーチャル世界「セカンド・ライフ」でシミュレーションをすることは、音楽療法学生のトレーニングの助けとなる場を備え、準備を拡充することができる。このプロジェクトは、音楽療法士のトレーニンングの助けとしてセカンド・ライフを利用する実行可能性について検証した。音楽療法エクイヴァレンシー・プログラム〔訳注:音楽療法以外の専攻で大学教育を受けた学生に、不足する専門科目を選択して課すことで、音楽療法専攻生と同等の資格申請の権利を与えること〕に登録している音楽療法実習の学生が、セカンド・ライフにおける毎週1時間のヴァーチャル・クラス・ミーティングに参加した。そこには、音楽療法シミュレーションの5回のセッションが含まれていた。学期の終わりに、学生たちはこの経験に関連してインタビューを受け、そのインタビューの質的分析が行われた。学生たちに共通して見られたテーマはセカンド・ライフというソフトウェアの限界、学生たちのソフトウェアに関する知識、感情的反応(肯定的・否定的の双方を含め)、そして遠隔教育についてであった。
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