イスラエルにおける自閉症の子供達のためのインクルーシブな学校合唱団:その成果と課題の探索にグランデッドセオリーを用いて
DOI:
https://doi.org/10.15845/voices.v16i1.849キーワード:
inclusion, autism, inclusive choir, community music, singing要旨
イスラエルで行われたこの研究は、自閉症の子供を含む児童合唱団の役割と位置づけについて、共同参加者(運営陣、教育スタッフ、インクルージョンコーディネーター、教員助手、両親及び子供達)からどのように見られているかを検証したものである。10人のスタッフがインタビューされたが、その内訳は、自閉症児の学校から6人(校長、インクルージョンコーディネーター、ホームルーム教員2名、教員助手2名)と、メインストリーム〔通常〕学校から4人、合唱団で歌うメインストリーム校の11歳の少女2名、そして子供が参加している両親が双方の学校から4名)である。第一著者は、第二著者の学問上のアドバイザーである。第二著者は自閉症児の学校の音楽教師であり、研究対象となった合唱団を指揮している。研究ジャンルはグランデッドセオリーで、カテゴリー分析が用いられた。研究の主たる結論は、インクルーシブ合唱団は参加者達の「他者」への社会的認知を変化させることができ、一般の、及びとくに自閉症をもった参加児童のコミュニケーションと精神的回復力を促すツールであるというものである。成功の鍵は、運営陣の前向きな姿勢、双方-メインストリーム及び特別支援教育- の学校の教育スタッフとの教育、そして合唱団指揮者の感受性である。Downloads
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出版済
2016-02-22
How to Cite
Eilat, Y., & Raichel, N. (2016). イスラエルにおける自閉症の子供達のためのインクルーシブな学校合唱団:その成果と課題の探索にグランデッドセオリーを用いて. Voices: A World Forum for Music Therapy, 16(1). https://doi.org/10.15845/voices.v16i1.849
巻号
セクション
Research
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