Eラーニング教育文脈における音楽療法トレーニングの考察
DOI:
https://doi.org/10.15845/voices.v16i1.835キーワード:
Eラーニング、併用型学習、学生のフィードバック、音楽療法トレーニング、カリキュラム、フレキシブルな(教育)提供方法要旨
Eラーニング技術の急速な拡大は、大学教育の利用の可能性と提供の形を変えつつある。オーストラリアでは、Eラーニングが広大な国土の遠隔地に住む学生に音楽療法を勉強する機会を提供している。メルボルン大学の音楽療法修士課程に在籍する学生は、キャンパスでの従来型学習か、対面式集中講義とEラーニングを組み合わせた併用型学習かを選択することができる。本稿は、メルボルン大学の音楽療法学生と教師からの意見をもとに、併用型学習に焦点を当てる。一人の対象者についてどのようにEラーニングが行われているのかの例を詳細に説明をすることで、この音楽療法プログラムを紹介する。次に、併用型学習の学生を教えた我々の経験についての議論を通し、次のような主要課題を明らかにする。すなわち、教師と学生のラポール、定期的なコミュニケーション、学生間のつながり、ユーザーにとって扱いやすいオンライン学習ツールである。次に、非公式ながら学生による評定フィードバックの考察を行い、協同学習、教育スタッフとの相互やりとり、学習を順調に進めることに関する学生の側の経験を考える。最後に、学生、教育職、学習機関に関する課題と利点をふまえ、オンライン型音楽療法教育の未来に関して議論し、将来的にリサーチプロジェクトが行われる可能性についてのアイデアを提案して締めくくる。Downloads
出版済
2016-02-09
How to Cite
Clark, I. N., & Thompson, G. A. (2016). Eラーニング教育文脈における音楽療法トレーニングの考察. Voices: A World Forum for Music Therapy, 16(1). https://doi.org/10.15845/voices.v16i1.835
巻号
セクション
Position Papers
License
Articles published prior to 2019 are subject to the following license, see: https://voices.no/index.php/voices/copyright