「The Lines Between Us（私たちのあいだの境界線）」：アート実践・リサーチ法を用いたコミュニティミュージシャンとしてのアイデンティティの探求

要旨

このアーティストステートメントとビデオは、私が博士課程の学生として学ぶ過程で行ったオートエスノグラフィ的パフォーマンスから抜粋したもので、「The Lines Between Us（私達のあいだの境界線）」と表題が付いている。

ビデオでは、歌手、ソングライター、コミュニティミュージシャン、そして研究者という私のアイデンティティの多面性をまとめるために、博士論文の中でどのように芸術実践研究を使用したかの例が示されている。私は、コミュニティミュージシャンとしての自身の実践をより深く理解するため、聴衆に自分の学びのプロセスを伝えるため、さらに社会正義と深く結びついている分野に携わる共感的で力のあるファシリテーターになるために、自分の歌手やソングライターとしての技術を応用した。公開されているビデオは膨大な実践からのサンプルであり、アーティストステートメントは、読者/視聴者に向けたコンテクスト（前後関係）と、パフォーマンスに対して有意義に関与する方法のガイダンスを示している。特にこのステートメントでは以下のことを検討する：コミュニティ音楽とは何か？なぜアート実践リサーチなのか？このパフォーマンスは何を成し遂げようとしたのか？視聴者はYouTubeを通してこのパフォーマンスを体験し、オンラインでコメントを書き込むことでその有効性について更に深く議論することができる。