音楽療法における言語的対話:三つの音楽療法セッションの解釈学的分析
DOI:
https://doi.org/10.15845/voices.v16i1.842キーワード:
music therapy, music, verbal dialogue in therapy, methodology in professional dialogues, present moment, hermeneutics要旨
言語的対話はしばしば音楽療法セッションの主要な構成要素であるが、音楽療法文献で議論されることはほとんどない。この質的研究は、研究目的で特に設定された三つの音楽療法セッションを検証したものである。これらのセッションの映像記録は、セッションを行う音楽療法士のインタビューと合わせて分析された。セッションの中で特定的に用いられた言語介入とは、質問や繰り返しなどのコメント、沈黙、逆説と言い換え、象徴的言語と解釈であった。言語的技法の機能は次の三つのテーマ項目によって以下のようにグループ化された:クライエントと療法士の間の信頼を確立すること、今このときの経験を深めること、クライエントの人生のストーリーの、ある側面を明確にすること。音楽療法文献における言語的対話がほとんど議論されていないことをふまえ、本研究はこのテーマに光を当てることで、方法論の発展に寄与することを目的としているDownloads
出版済
2016-02-09
How to Cite
Lindblad, K. (2016). 音楽療法における言語的対話:三つの音楽療法セッションの解釈学的分析. Voices: A World Forum for Music Therapy, 16(1). https://doi.org/10.15845/voices.v16i1.842
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