美的な応答を使う、知ることを広げるための詩的研究 第二部:アートベイスト研究の理論的視点
DOI:
https://doi.org/10.15845/voices.v17i1.913キーワード:
Arts-based research, Arts-based inquiry, Embodied felt sense, Implicit processing, Perceptual and affective building blocks要旨
美学に根ざす研究メソットは、解釈的及び構成主義的伝統からヒントを得ている以外にも、間主観的・心理間的領域における知覚的要素に関する明確な論拠から成っている。アートを基盤に置く研究における暗黙のプロセスや暗黙知を分かち合うことの複雑さについて、そうした作業の理論的視点とともに省察する。アートベイスト研究(ABR)で、なぜ重要な知覚的・感情的要素を付け加え、また認識するのかについての理論的論拠が述べられる。現代の愛着理論及び心理療法研究をもとに、ABRに取り組むことにより、なぜ臨床者や研究者がその研究している現象の理解を深めることができるのかについての論拠を示す。我々が行った作業はこのふたつの論文の第一部に示す。ここで述べるようなアートを基盤に置く研究は、こうした身体化された知覚によって間主観的及び心理間的領域への理解を繊細なものにし、高めることにおいて卓越していると考えられ、特に精神力動的視点からABRを行う研究者たちに参考になると思われる。Downloads
出版済
2017-02-13
How to Cite
Gerge, A., Wärja, M., & Nygaard Pedersen, I. (2017). 美的な応答を使う、知ることを広げるための詩的研究 第二部:アートベイスト研究の理論的視点. Voices: A World Forum for Music Therapy, 17(1). https://doi.org/10.15845/voices.v17i1.913
巻号
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Research
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