共にミュージキングすること:音楽療法グループワークの情緒的、認知的、身体的側面

著者

  • Rosemyriam Cunha State University of Paraná-Campus of Curitiba II

DOI:

https://doi.org/10.15845/voices.v17i1.895

キーワード:

音楽療法 グループの音楽的実践の情緒的・認知的・身体的側面, 集団での音楽づくり

要旨

この質的研究の目的は、人々が集まって音楽づくりをする際に起こる、情緒的、認知的、身体的なできごとについて記述し、議論することである。このプロジェクトは、コミュニティ音楽療法と音楽社会学を根拠とする理論的枠組みを用いて、音楽療法グループワークに参加した5人の女性が経験したことと知覚したことに焦点を当てている。グループワーク中の参加者の情緒的、認知的、身体的な兆候を記録するためには、構造的観察が用いられた。その結果、音楽療法としての集団での音楽作りは、参加者が相互にやりとりをし、異なるかたちの感じ方、考え方、行為のしかたを発展させる刺激となっていることが示された。共に音楽を作ることは、参加者に自分の感情、役割、判断について考えることを促しており、それは、集団経験が彼らの生き方に肯定的な変化をもたらすということを映し出している。

Author Biography

Rosemyriam Cunha, State University of Paraná-Campus of Curitiba II

Colegiado de MusicoterapiaPorfessor Adjunto

出版済

2017-03-29

How to Cite

Cunha, R. (2017). 共にミュージキングすること:音楽療法グループワークの情緒的、認知的、身体的側面. Voices: A World Forum for Music Therapy, 17(2). https://doi.org/10.15845/voices.v17i1.895

巻号

セクション

Research