ヒロインたちの歩んだ道のり—グループ分析的音楽療法における難民女性たちから浮かび上がった物語
DOI:
https://doi.org/10.15845/voices.v14i1.686キーワード:
Music Psychotherapy, Group Analytic Music Therapy, Narrative Inquiries, Refugees, Improvisation要旨
心的外傷を負った人々のグループ分析的音楽療法への参加の利点については、いくつかの実証が示されてきた。この予備的臨床プロジェクトは、カナダの難民/ニューカマーの女性にナラティブ療法とグループ分析的音楽療法を組み合わせて行った影響について調べるものである。現在も継続しているあるグループは8セッションにわたって療法が行われ、過去の体験や再定住に関するストーリーや感情を共有した。このグループは感情表現(言語的及び音楽的)に焦点が当たっている。音楽を聴くこと、即興すること、アート、書くこと、粘土によるワーク、リラクゼーション技法が用いられた。繰り返し現れ続けたテーマとして、孤独にまつわる感情、恐れ、罪悪感、喪失感などがあった。療法プロセスを分析した結果、こうした女性たちのたくさんの共通点と共に、これらの感情と対処するために彼女等が経ているプロセスが浮かび上がった。
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出版済
2014-01-13
How to Cite
Ahonen, H., & Mongillo Desideri, A. (2014). ヒロインたちの歩んだ道のり—グループ分析的音楽療法における難民女性たちから浮かび上がった物語. Voices: A World Forum for Music Therapy, 14(1). https://doi.org/10.15845/voices.v14i1.686
巻号
セクション
Research Voices
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