コロンビアにおける早産児とその養育者への音楽療法 - 無作為化臨床実験を含む混合研究法による予備的研究 -
DOI:
https://doi.org/10.15845/voices.v14i2.756キーワード:
Music therapy, Neonatal Intensive Care Unit (NICU), randomized trial, preterm infants, Colombia, South America要旨
本研究は、コロンビア、ボゴタの新生児集中治療処置室(NICU)の早産児とその養育者への音楽療法(MT)に関する、3群混合研究法を用いた予備的研究の報告である。
本研究の目的は、MTが新生児の生理的状態を安定させ、また母親の不安を軽減して新生児との関係を強めるのに役立つかを調べることである。仮説は、生の音楽と歌唱をカンガルー・ケアの間、あるいは/及び乳児のみに使用したとき、新生児の体重増加、心拍数、酸素飽和度、体格、頭囲、入院期間、あるいは/及び比較グループと比べた母親の不安や〔新生児との〕結びつきにおいて好ましい効果がもたらされるというものである。
研究は、30〜37週で出生した医学的に安定した新生児19名とその養育者に対して行われた。2つの介入群のデータが、コントロール群のデータと比較された。
2つともの介入群において体重増加の傾向、1つの介入群において入院期間の短縮の傾向が見られた。STAI-CとMIBSによって測定された母親の不安と〔新生児との〕結びつきには、線形傾向が見られなかった。それは、入院中、異なる段階において、両親には新しい挑戦が生じるからだと思われた。アンケートから得られた質的データを主題分析によって分析した。母親たちは、MTが自分自身、新生児、そして新生児と自分の関係にとって助けになったと述べている。介入群、統制群を通して、母親たちは、MTがNICUで常設的に提供されるべきであり、NICUの環境を人間的なものにする助けとなると考えている。Downloads
出版済
2014-06-29
How to Cite
Ettenberger, M., Odell-Miller, H., Cárdenas, C. R., Serrano, S. T., Parker, M., & Camargo Llanos, S. M. (2014). コロンビアにおける早産児とその養育者への音楽療法 - 無作為化臨床実験を含む混合研究法による予備的研究 -. Voices: A World Forum for Music Therapy, 14(2). https://doi.org/10.15845/voices.v14i2.756
巻号
セクション
Research
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