自閉症スペクトラム障害の人々のインクルージョンにむけた コミュニティ音楽療法の社会-文化的提言
DOI:
https://doi.org/10.15845/voices.v1i1.733キーワード:
キーワード: 自閉症スペクトラム、コミュニティ音楽療法、演劇要旨
この記事では、ブラジルで行われた音楽療法と療法的演劇の意味深い療法的結合について述べる。この二つの領域の関係を述べることを通して、自閉症スペクトラム障害(ASD)の人々の治療における音楽療法の新しい介入方法について論ずることを目的とする。演劇のパフォーマンスは、クライエントの創造的世界と社会的相互関係の可能性の拡大を助けることにより、療法的行為を音楽療法室から物理的にも主観[意識]的にも拡げることができる。この実践はサイコドラマとかドラマセラピーと性格づけることはできず、むしろ演劇を資源として利用した特定の音楽療法プロセスの使用と位置づけられよう。記述される症例では、そのほとんどがASDの診断をもった8人の青年から成るグループの治療に対して、この資源が応用され、創造的かつ療法的パワーを具現化した。音楽的な劇のたくさんの創作とパフォーマンスは、集団としての創造を導き、このグループの心理的・社会的・文化的ニーズに結びつく変化をもたらした。この提言は、コミュニティ音楽療法の視点に基づいて行われる。
Downloads
出版済
2015-02-13
How to Cite
Brandalise, A. (2015). 自閉症スペクトラム障害の人々のインクルージョンにむけた コミュニティ音楽療法の社会-文化的提言. Voices: A World Forum for Music Therapy, 15(1). https://doi.org/10.15845/voices.v1i1.733
巻号
セクション
Reflections on Practice
License
Articles published prior to 2019 are subject to the following license, see: https://voices.no/index.php/voices/copyright