音楽療法士の臨床的及び理論的傾向:イスラエルの事例
DOI:
https://doi.org/10.15845/voices.v17i1.889キーワード:
music therapy, professional identity, clinical orientation, online survey要旨
この研究では、イスラエルにおける音楽療法士(MTs)に対するこの種の最初のオンライン調査を行った。この分野は急速に成長してきており、今日までに約700名の音楽療法士を擁するにいたっているが、彼らの関心の分野、臨床的及び理論的指向についての調査はなされてこなかった。 合計107名のMTのうち48名が8年以上の経験(MEMT)、57名が8年未満の経験(LEMT)を持っており、(a)使用する楽器や技法、(b)取り組んでいる対象者領域、(c)理論的指向についてのインターネット調査に回答した。その結果、MEMTとLEMTの間ではほとんどすべての質問領域において大きな相違が示された。全体的には、若い世代はより多くの技法に開かれており、より多くの楽器に熟達しており、より多くの音楽をその仕事に用いている。グローバル化を続ける世界において、この研究の結果はイスラエルの音楽療法士だけではなく他の地域にも言えることであろう。なぜならこの研究に示された局所的状況は、他の国々とも比較され、関係づけられ得るものだからである。こうした研究や調査がまだ行われていない地域への助言にも触れる。Downloads
出版済
2017-01-24
How to Cite
Wiess, C., Dassa, A., & Gilboa, A. (2017). 音楽療法士の臨床的及び理論的傾向:イスラエルの事例. Voices: A World Forum for Music Therapy, 17(1). https://doi.org/10.15845/voices.v17i1.889
巻号
セクション
Research
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