ふたつの国における合唱—ノルウェイと日本における高齢者のためのコミュニティ音楽療法の研究
DOI:
https://doi.org/10.15845/voices.v17i1.860キーワード:
community music therapy, older adults, choir activity, culture, music sentence completion task, collectivism, individualism要旨
現代の音楽療法はまず西洋諸国で発展し、現在世界中に広がっている。この研究は、ノルウエイと日本の高齢者グループに対して行われたアンケート結果の比較によって、日本の文化がコミュニティ音楽療法(CoMT)の実施にどのような影響を与えるかに焦点を当てる。結果として、表明された意見という点ではわずかな差異であったものの、問いかけられた質問への答え方のプロセスにおいて大きな文化的差異がみられ、それは、個人主義的・集団主義的という文化的要素から発するものとも考えられる。この結果は、考察の五つの見出し:基本的な文化相違、自己表現、内的関係、コミュニティ感覚、音楽の役割のもとで検討される。Downloads
出版済
2016-11-28
How to Cite
Kimura, H., & Nishimoto, Y. (2016). ふたつの国における合唱—ノルウェイと日本における高齢者のためのコミュニティ音楽療法の研究. Voices: A World Forum for Music Therapy, 17(1). https://doi.org/10.15845/voices.v17i1.860
巻号
セクション
Research
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