クライエントの癒しの体験を音楽療法士が概念化すること:グラウンデッドセオリーによる分析
DOI:
https://doi.org/10.15845/voices.v16i1.788キーワード:
グランデッドセオリー, 癒し, 音楽療法士要旨
この研究は、音楽療法における癒しに関連するクライエントの経験を療法士がどのように知覚するのかについて、意味、特徴、プロセスを分析するものである。様々なクライエントとしごとをする20人の韓国の音楽療法士が目的的サンプリングによって採用され、参加した。CorbinとStrauss(2008)のグランデッドセオリー法を用いて質的分析が行われた結果、10のカテゴリーと19のサブカテゴリーが得られた。中心となる現象は「音楽療法への積極的な参加」で、これは「クライエントの準備ができていること」に影響されていた。クライエントの経験は「内的自己への気づき」、「感情の表現」そして「問題を解決すること」を通して癒しへと導かれる。これらの変化は「療法士の介入」「専門家としての態度」そして「専門的技能」そして彼らの「音楽の使用」に関係していた。クライエントが音楽療法セッションで経験している癒しの四つのタイプは「身体的」「感情的」「社会的」そして「変容的」と結論づけられた。Downloads
出版済
2016-02-09
How to Cite
Hwang, E.-Y., & Lee, H.-J. (2016). クライエントの癒しの体験を音楽療法士が概念化すること:グラウンデッドセオリーによる分析. Voices: A World Forum for Music Therapy, 16(1). https://doi.org/10.15845/voices.v16i1.788
巻号
セクション
Research
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