芸術と健康:新しいパラダイム
DOI:
https://doi.org/10.15845/voices.v16i3.863キーワード:
芸術療法士, 芸術と健康, ヘルスケア, 理論的パラダイム要旨
このポジション・ペーパーは「芸術と健康」の実践の本質的構造と性質についての新しいパラダイムを呈示する。このパラダイムは、〔筆者の〕20年以上の様々なリサーチ経験に基づいている。〔それは、〕音楽療法士、音楽家、音楽と健康の実践家として、またアイルランドと英国において、大学が指導する病院やコミュニティ・コンテクスト、NGOの「芸術と健康プログラム」の研究者及びディレクターとしてのリサーチ経験である。
本稿の目的は「芸術と健康」という用語の新しい視点を示すことであり、健康に関連したコンテクスト上にあるあらゆる芸術関連活動を含む。このパラダイムは、この領域の実践家と専門職グループの間に建てられている人工的で防衛的な障壁に異議を唱え、実践家どうしの尊敬と理解を促進し、健康とウェルビーングに関連するコンテクストではたらく様々な芸術専門職のための明確なトレーニングや教育的ニーズの力となることである。現在広く共有されている「芸術と健康」や芸術療法の定義を取り巻く前提は役に立たず、問題があるため、改善する必要があろう。
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出版済
2016-09-06
How to Cite
Moss, H. (2016). 芸術と健康:新しいパラダイム. Voices: A World Forum for Music Therapy, 16(3). https://doi.org/10.15845/voices.v16i3.863
巻号
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