音楽療法と神経科学:機会と挑戦
DOI:
https://doi.org/10.15845/voices.v16i2.872キーワード:
音楽療法;神経科学;手法;fMRI, EEG, 神経生理学的;神経化学的;神経学的要旨
人間の音楽に対する反応は、日々洗練されつつある神経映像技術という神経科学のレンズを通して見ることができる。それは、心理的状態の神経的及び生理医学的な測定をもたらしてくれる。この発達は、音楽の療法的応用を切り開こうとする協同リサーチ研究の中で利用されてきた。こうした協同の結果、音楽療法がいかに認知、運動、感情調整の改善を支えることができるかという神経科学的な理解が生まれてきており、さらに療法的関係の神経学的側面を模索する助けとなっている。本論では、脳梗塞、神経変性疾患、情動障碍、意識障碍、自閉症、ガン、そして緩和ケアという状況と共に生き得る人びとと行われる仕事における重要な進歩の領域に焦点を当てて、こうした研究の概観を示す。音楽療法のエビデンス・ベースを発展させるために神経科学的手法を用いることに伴う進歩、挑戦、そして機会が、音楽療法臨床家と研究者の視点から模索される。Downloads
出版済
2016-04-04
How to Cite
O’Kelly, J. W. (2016). 音楽療法と神経科学:機会と挑戦. Voices: A World Forum for Music Therapy, 16(2). https://doi.org/10.15845/voices.v16i2.872
巻号
セクション
Position Papers
License
Articles published prior to 2019 are subject to the following license, see: https://voices.no/index.php/voices/copyright